海水魚、時々バスケ

たまたま始めた海水魚飼育を主にした日記

初めて海水魚を飼う時の注意点


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海水魚を飼育し始めて丸3年ほどでしょうか?

 

近所に熱帯魚好きの少年がいまして、飼い方とか聞いてきたのでついでに言った事まとめてみました!

 

飼育難易度が高い魚を飼っているわけじゃないし、サンゴもハードコーラルに挑戦したこともないので、そんな偉そうなことは言えませんが回り道しないようなアドバイスはできるかと。

 

少年はまだ淡水魚しか親御さんに許してもらえないらしいですが、そのうち近所のアクアリスト仲間になってくれたら幸いです。

 

水槽は水量が30L以上のものを選ぶ

8月あたりから、いろいろ挑戦しましたが、飼育を始めてから3年間で使った水槽のサイズ変化をまず見てみましょう!

 

  • 30センチキューブ水槽(約30リットル)
  • 60センチ通常水槽(約60リットル)
  • 45センチOF水槽(約30リットル)
  • 15センチの極小水槽(約6リットル)
  • 60センチスリム水槽(約20リットル)

 

この中でまともに飼育できたのが、上三つ(30のキューブ、通常の60、45OF)だけ。

生物濾過がどこまで立ち上がっているか?というのも関係してきますが、

結局水量がないと海水魚の体調がおかしくなるので維持が難しくなります。

 

ちっちゃい水槽30センチもそもそも置けそうにない場合は海水魚を飼うのは諦めた方がいい!

 

外部フィルターで水量稼ぐというのは確かにありですが、満足できなくなるんですよ。

大きい水槽でスイスイ泳ぐ魚や、綺麗に輝くサンゴを見たくなるんです。

だから、結局水槽のサイズを大きくすることを検討し始めます。

 

横幅が長いのでパッと見たら平気そうですが、スリム型の水槽は水量的に実はかなり少ないので要注意。

最低でも30センチのキューブ型にしましょう!

 

大きくなる魚を買わない

どうしても海水魚ショップに行くと、有名だし、見た目がめちゃ綺麗だし、ショップで見ていると”小さい”から買っちゃう人も多いと思いますが、ナンヨウハギを入れないようにしましょう!

 

シンプルに、すぐに大きくなってきます。

大きくなるので餌もよくたべる。つまり糞もよくします。

やはり水が汚れる速度がナンヨウハギの大きさに比例して上がった!

60センチ水槽で水量があり、生物濾過ができている状態だったら大丈夫ですが、

水量がない状態だと、一気に水槽内のバランスが崩れる日がきます。

 

水質だけじゃありません。

うちの水槽では、ある時点でナンヨウハギがボス化しました。

やっぱりデカイやつにはそりゃ勝てませんよ。

 

大きくなる魚がいると、水槽内の魚たちのパワーバランスも崩れてきます。

これで小さな水槽だと隠れるところもないだろうし、隔離用の水槽が必要になったりします。

結局大変な事になるので、60センチ以下の水槽に入れるのやめましょう!

 

イソギンチャクを諦めるべし

仮に30センチキューブで海水魚何を飼う?ってなるとドラフトトップに上がるのは、カクレクマノミでしょう。

カクレクマノミを買っちゃったら、何が欲しくなるか?

イソギンチャクです。

 

まずイソギンチャクは水をすごく汚します。

濾過装置含めて、いろんなところをグレードアップさせないと対応できない。

クマノミが問題ないから、イソギンチャク入れちゃおうって軽いノリで入れちゃうと悲惨なことになります。

 

他にも、イソギンチャクいれると、他の魚(クマノミ系以外)を入れるのが危険になります。食べられる可能性あるので。

 

そして、多分僕が考えるにカクレクマノミとイソギンチャクを共生させたいなら、順序が逆だと思います。

まず、イソギンチャクを先に飼って、長期飼育できる水槽にする。

安定して飼育できたらクマノミの投入です。

そうしないとイソギンチャクのほうにストレスがメッチャかかるんですよ。

クマノミはイソギンチャクに入ると、容赦なしにモフモフしまくりますので。

 

照明はブルー系を買う

照明はしっかり選んでブルー系で選びましょう!

真っ白のライトで照らした水槽は全然見ててシックリきません。やる気が失せます。

海水魚ショップで見たような綺麗さを出すなら、ブルー多めのライトを選んで購入しましょう。

フルスペクトルとかそんな知識はあとでいい!

 

生物兵器は少しずつ増やしてバランスをみる

茶ゴケ対策として貝類を大量投入したことがありました。

確かに数日でコケがなくなり水槽が綺麗になります。

しかし、そのあと貝類が一気に死ぬということがありました。

多分餓死でしょう。一気に入れすぎて、餌がなくなっちゃったと思われます。

落ち着いて考えたらわかることですが、ショップとかいくと、多めのパックのほうがお得感があったりしてついつい買ってしまいがち。

 

コケ対策で生物兵器を入れるのは常套手段ですが、それこそ一匹貝を増やしたら、2週間ほど見る。あまり効果がないようであればもう一匹増やす。

くらいの、のんびりした調整で見ていきましょう。

 

貝が大量死したあと、プロテインスキマーが見た事ないレベルで噴火していたのが懐かしいです。

 

プロテインスキマーをつける

まだ魚が入っていない立ち上げ期にはいらないですが、生物を入れるタイミングではプロテインスキマーはつけちゃいましょう。

エアリフト系のものであれば、それほど高くないです。

ベンチュリー式には敵いませんが、アンモニアになる前のたんぱく質を取ってくれますので水質維持がしやすくなります。

あと、エアリフト系のプロテインスキマーをつける場合、エアーポンプはケチるのやめて、スキマー側が推奨しているエアー量の2倍出せるポンプ(できれば調整できるもの)を惜しみなく選びましょう。

全くエアー量が足りない場合、効果がでないですし、エアーポンプ買い替えの費用が結局余分にかかるので。

 

ヘビガイは見つけたら躊躇なく駆除

海水魚飼育しているといろんな生物に出会います。

ライブロック入れて立ち上げると、いろんな生物もくっついてきますからね。

水槽投入前にキュアリングやトリートメントで防ぐのは鉄板ですが、飼育し始めてからヘビガイは見つけたら、レイアウトを崩してもいいから、躊躇なくやっつけましょう。

やつらに大繁殖されてしまうと手がつけられなくなります!

水槽を掃除すると、ヘビガイさん達はおもむろに糸を出して餌をとります。

汚いです!

そして、小さな硬めの管が除去できないレベルになると掃除する気すら失せます。

 

蓋をする

イエローヘッドジョーフィッシュを連続で飛び出し事故で星にしています。

バケツで治療しているとき、ナンヨウハギがジャンプで飛び出した事もありました。(横で水を変えていたので気づいた。。。)

貝が水槽面をよじ登って外まで出てきたこともありました。

 

飛び出しが多いジョーフィッシュもちろん、ナンヨウハギすらジャンプすることがあるので、魚の種類などの問題じゃなく、安全のために水槽の蓋は絶対しましょう。

蓋がついていない水槽を買ってしまっても、作ってでも蓋をしましょう!

 

 

こんなところでしょうか?

マリンアクアリウムは手間がかかし、金もかかります。

 

とあるブログ情報だと、マリンアクアリウムをやっている人数は増えていないらしいです。

手間は好きなら我慢できますが、いろいろお金がかかる部分に関しては最初から僕があげた部分を除けば、初期費用以外はそれほどお金がかからないんじゃないかと思っています。

 

良いアクアライフを!