ビーコルセアーズ、今季初勝利
ビーコルが今季初勝利しました。
昨年よりディフェンスレベルは確実にアップしました!
特にアキチェンバースの加入が大きい。
彼のディフェンスが全体的なビーコルのディフェンス力アップを支えています。
1on1、フロアバランスとヘルプと頼れる選手で、派手なスチールやブロックは少ないので数字に現れないですが、彼の加入が今季のビーコルで一番大きい補強でしょう。
ただ、オフェンスはどうなのかな?という印象。
実際3試合の得点は、67,75,75と80点をまだ取れていない。
サンプルサイズが3試合なので今後伸びる可能性はありますが、今の3試合を見ている限りは爆発的に伸びないだろうと。
おそらく平均得点70点代半ばになって、ディフェンスでそれ以下に抑えるって作戦でしょう。
オフェンスに限って言うと、最近のバスケットボールのトレンドである3点を打つという部分でそもそもアテンプトが少ない。
今のメンバーをみると、そのトレンドは追っていない!というのも見て取れる。
実際、栃木(現在は宇都宮)が優勝したときに似てきている気がするが、栃木は3点を要所要所で決める選手がいた。
渡辺や古川がその役割を果たしていた。初年度のファイナルでも古川が爆発したから優勝したようなもんだし。
その中で、時代と逆行してどこまでチームを強くできるか?ってのはある意味興味深い。
ビーコルが3点のアテンプトが少ないってのは直近の試合と他のチームを比較するとよくわかる。
秋田戦でのビーコルスタッツ。
58本のシュートを打っているが、そのうち3点は11本。
割合としては19%くらい。つまり、5回のポゼッションで1回3点シュートを打っているということ。
じゃ、ディフェンスと早い攻めを敢えて諦めているように見える三河VS速攻と3Pを多用する今っぽい千葉のスタッツを見てみる。
57本中22本が3点シュート
割合だと38%なので、5回のポゼッションだと2回は3点シュートで終わっている計算
一方千葉は?
66本中24本が3点シュート
割合だと3%6なので、5回のポゼッションだとだいたい2回は3点シュートで終わっている計算
と、ビーコルと比較すると、千葉と三河は2倍3点シュートを打っている。
ちなみに、前シーズンのビーコルは3871本のシュートを打っていますが、このうち3点シュートは1002本
割合では25%ほどです。チームの3点成功確率は31%
打たないし、入らない。という結果、下から2番目の成績。
まぁ昨年はディフェンスもいまいちだったし、どっちつかずなチームのイメージでした。
今年はそういう意味では、ディフェンスに重きをおいたロスターになっているのでチームの方向性はわかりやすいです。
今シーズン、勝率4割を越えて、残留PO回避が現実的な目標だと思いますが、
この戦術で結果が残せなかったら、さすがにトーマス監督の交代も視野にいれないといけないかもしれない。
ちなみに、このご時世、日本のバスケの底上げを考えるのであれば、3点シュートの多用化はもっとビーコルには取り入れてもらえないものかな?と考えてしまいますな。